2019/01/13 16:55


BASE Mag.でのブログ投稿ははじめてとなります。

はじめまして。

十十十十十十(サササ)の山口ともうします。


お茶の説明の前に店のことをすこし。

私たちの店は大阪阿倍野にある夫婦2人でひっそり営む週に2日だけの店です。

2017年の5月からなのでまだ1年とちょっとしか経っていませんが

遠方からのお問い合わせや、店に来られた際になかなか行ける日がなくて

という声をいただき、この度ネット販売に踏み切りました。


漢方は人をみるというところが基本の考えなので

人の見えにくいネットというツールをずっと敬遠してきました。

言葉で説明しきれない部分も多く、誤解を招くこともあるだろうというのも一つの理由です。

自分やまわりの人に喜んで欲しくて始めたことなので

少しでも負担になるようなことはやめておきたかったのです。

それでも今回やってみようと思えたのは、新年会で久々に会う人達へ

お茶を選んでプレゼントしていくと、みんな嘘のように喜んでくださる。

自分に合ったものを選んでくれる。それがどうもいいらしい。

喜んでもらえるものがあるのだから、前向きに考えてみればいいじゃないかと。

そうして話をしてからすぐ主人がさくさくサイトを作成、写真やら何やら忙しそうねと言っていたら

さ、ブログ書いてねと言われ今に至ります。

はじめてのことで分かりにくい部分や、ご不便をおかけする部分もあるとは思いますが、

少しずつ良くしていこうと思いますので、気を長くしてお見守りください。


長くなりましたが、ここからが本題です。

今日は冬の季節の漢方茶のお話を。

中身や商品についての説明は商品ページに載せています


漢方ではこの時期、生命力や若々しさの源である『腎』が弱りやすく、

そこを養生することが日々の健康につながるとされています。

『冬のいきいき養生茶』には、その腎を保養するような生薬、薬草がブレンドされています。


2017年にも冬の養生茶のブレンドを作っていたのですが、

この冬のお茶は内容が少し変わりました。実は。

というのも、試飲した時に存在感が弱いと感じたんです。

一昨年はそれでおいしいと感じていたのに、今年はおいしく感じない。パンチが足りない。

生薬も薬草も自然のものなので、全て同じ味というのは無理なのですが

こんなんだっけ?と圧倒的に何かかけているように感じました。

そこからブレンドを見直し、でもやっぱり基本の5つ(黒豆、あずき、山扁豆、よもぎ、クコの実)は外せない!

とあれこれ試して、紫蘇と金柑を追加したこのブレンドに落ち着きました。

紫蘇の甘くすっきりとした香りと、金柑の酸味のある甘さが、豆系でまとめられたほっこりグループに加わることで

輪郭がはっきりと、方向性が定まりました。

体力の弱くなった方や、カフェインを気にされている方は、この冬のいきいき養生茶から飲んでみてください。

大豆アレルギーの方は飲用をお避けください。


黒豆、あずきは店で陽のエネルギーを送り込むため、土鍋で長めに炒って手挽きしたものを使っており

よもぎは陽のエネルギーの強い薬草、体をあたためてくれます。


冬はこれからが本番です。

この時期の冷えは特に内に溜まりやすいので

あたたかいお鍋やスープで内側からしっかり温め

体を冷やさないようお過ごしください。


以下の画像には当店漢方茶のおいしい淹れ方が書かれています。ご参考までに。

(1回分を5gとしています。約15回分入り75gにて販売しています)